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●医療機関は混雑
(10/22 18:58)
新型インフルエンザ。きのう注意報が出された青森市では新型インフルエンザの治療に訪れる患者で混雑している。
青森市を含む東青地区にはきのうインフルエンザ注意報が出され、青森市青柳2丁目の斉藤内科小児科の待合室もマスク姿の患者が目立つ。
こちらの病院では先週まで新型インフルエンザの患者が数人程度で推移していたが、今週に入ってから急に増え、一気に注意報の基準とされている10人を超えた。
病院内では治療にあたる医師と看護師だけでなく、事務職員も含めた20人のスタッフ全員が先月からマスクをつけて対応している。
しかし季節性のインフルエンザに比べて流行り出す時期が2か月以上早いうえにどの程度まで感染が拡大するかわからず、検査器具が確保できるかなど不安を抱える要素が多いのが実状。
医療現場ではこれまで経験したことのない事態を迎え、慎重に対応している。
●影響広がる学校現場
(10/22 18:56)
学校現場も休校などの措置に加えマスクなどの予防対策を余儀なくされ、授業や行事への影響が広がっている。
青森市の金沢小学校。学級閉鎖していた5年生と6年生が月曜日から登校できるようになった。
感染が確認された直後から学校にいる間はマスクをするよう、子どもたちに指導している。
全校児童が体育館に集まって開く音楽集会もそれぞれの教室に別れて行い、感染予防に努めている。
それでも今度は4年生が感染し、2クラスが学級閉鎖している。
子どもたちは10日後の学習発表会にむけ練習に励んでいることから、学校側ではこれ以上感染が拡がらないよう気をもんでいる。
一方、受験生は不安を抱えながらの授業が続いている。
青森南高校ではきょうから1週間2年生が学年閉鎖となった。
3年生は受験勉強に打ち込みながら、健康管理にも気を配らなくてはならない。
県内の学校や幼稚園ではきょうも新たに25校が学年閉鎖などの措置をとり、感染が拡がっている。
●予防用品 品不足も
(10/22 18:54)
新型インフルエンザの流行に伴って予防用品を買い求める人が急増している。
県内に22店舗を展開しているドラッグストアでは先週からマスクや消毒液などの予防商品が売れている。
青森市の店でもマスクは去年の10倍、消毒液も20倍の売り上げ。
子ども用のマスクを中心に品不足が続いているが、メーカーが増産しているため今のところ売り切れの心配はないという。
室内に置いておくだけで1か月間ウィルスや菌などを除去する新商品も人気を集めているという。
家電製品もウイルス対策の商品が人気。加湿器と空気清浄機が一体になった5万円前後の物が去年の倍以上売れている。
発生させたイオンがウィルスや菌に付着して活動を抑える仕組みで、人気メーカーの製品は在庫がないほど。
新型インフルエンザは冬を迎えるこれからさらに流行すると見られ、家庭での予防が一層大切。
予防対策や発症した場合の注意点。予防の基本はうがいと手洗い。さらに適正な食事と十分な睡眠、部屋の換気や湿度を保つことも効果的。
熱が出るなど発症した疑いがある時はかかりつけの病院や保健所にまず電話で相談を。医療機関には直接行かないで、必ず事前の連絡が必要。
家族が発症したら体温を測り、必ずマスクの着用を。
●配管から液体漏れ
(10/22 18:52)
六ヶ所再処理工場でまたトラブル。きょう未明、放射能レベルの高い廃液を供給する配管から液体20ミリリットルが漏れているのが見つかり、日本原燃が液体の放射能濃度などを調べている。これに伴い今月14日に再開した洗浄作業はみたび中断となった。
液体漏れがあったのはガラス溶融炉に放射能レベルの高い廃液を供給する配管。
きょう午前2時前、配管の下にある受け皿に20ミリリットルほどの液体が溜っているのがみつかった。
監視カメラの録画画像を調べたところクレーンのチェーンが配管のフタの部分にぶつかり、漏れていたことが確認された。
漏れた液体が放射能レベルの高い廃液かどうかはわかっておらず、日本原燃が調べている。
外部への放射能漏れなどはないというが、トラブルのあった部屋は1月と2月に漏れた高レベル廃液の洗浄作業が今月14日に再開されたばかりで、作業はみたび中断となった。
●有力な手がかりなし
(10/22 18:50)
むつ市の女性が自宅で殺害された事件は発覚からきょうで半月を迎える。捜査本部は家の内部の事情を知る者との見方を強めているが、犯人に結びつく有力な手がかりは得られていない。
この事件はむつ市仲町の会社役員、齊藤朋子さん55歳が今月7日自宅寝室で血を流して倒れているのが見つかり、翌日搬送先の病院で亡くなった。
司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息死で、就寝中に襲われたと見られている。
これまでの調べで齊藤さんの首にヒモや手の跡は残っておらず、圧迫の跡は弱いことがわかっている。
このため布のようなもので圧迫したと見られているが、特定には至っていない。
一方、刃物による上半身の傷についても凶器が特定されておらず、犯人が持ち去ったと見られている。
室内に外から押し入ったような形跡が確認されておらず、捜査本部は家の内部の事情を知る者との見方を強めている。
このため70人体制で齊藤さんの交友関係などを中心に聞き込みを続けているが、依然犯人に結びつく有力な手がかりは得られていない。
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