警察手帳紛失の警官を懲戒 知人に166万円の借金も鹿児島県警は2日、警察手帳を紛失したなどとして、加治木署の男性巡査長(28)を減給10分の1、3カ月の懲戒処分とした。巡査長は同日付で辞職した。 県警監察課によると、巡査長は昨年12月29日午後、事件捜査中に警察手帳を紛失。今年1月29日の点検で紛失に気付いたが、当時の上司だった県警警務課の男性警部(53)に報告しなかった。 巡査長は知人や後輩職員から計166万円を借りてパチンコ代に充てるなどしていたため、2月に上司から生活態度について事情を聴かれ、手帳の紛失が発覚した。手帳は3月18日、捜査に使った車で見つかった。 県警はまた、手帳など貸与品の月に1度の点検をおろそかにしたとして警部を訓戒処分とした。 県警監察課は「今後このようなことが起こらないよう、指導を徹底したい」としている。 【共同通信】
|