千葉信金の元職員２人が着服

　千葉信用金庫は２６日、木更津市内にある岩根支店と清見台支店で働いていた元職員２人が、顧客の預金を着服していたと発表した。

　同信金によると、岩根支店では今年１月、調査役だった男性職員（４９）が、平成１９年９月から２１年１月にかけて、顧客の現金４４００万円を流用していたことが発覚し、職員は懲戒解雇された。

　また清見台支店で、今年６月、副支店長だった男性（５２）＝当時＝が１８年１１月から２１年６月にかけて１５００万円を流用していたことがわかった。職員は７月に死亡退職した。

　同社によると、未返却だった被害金額は元職員の親族により全額返済を受けているという。同社は「適切な人事管理や厳正な事務管理を実施して、再発防止に取り組みたい」と話している。