環境ニュース

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CO2排出量:日本は悪化 OECD平均、初めて超過--発電量当たり

 07年の日本の発電量当たり二酸化炭素(CO2)排出量が経済協力開発機構(OECD)の加盟国平均を初めて超過する悪い成績となったことが国際エネルギー機関(IEA)のまとめで分かった。加盟30カ国中で20位。原子力発電所の稼働率低迷、太陽光や風力など再生可能エネルギー導入の遅れなどが原因で、「省エネ先進国」の看板に傷がつきかねない事態だ。

 IEAによると、発電1キロワット時当たり450グラムで、OECD平均(448グラム)を超えた。CO2排出の多い石炭発電に依存しつつ再生可能エネルギーに力を入れてきたドイツ(427グラム)より成績は悪く、欧州(310グラム)に比べ過去最大の1・5倍の差がついた。米国は549グラムだった。また、世界最大の排出国となった中国は約15年間700~800グラム台、インドは900グラム台を推移し、削減余地が大きいことも浮かんだ。日本が過去最少だったのは98年の381グラムで、その後増加傾向が続いている。【山田大輔】

毎日新聞 2009年10月21日 東京朝刊

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