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最終更新:2009年10月21日(水) 12時40分

北澤防衛相とゲーツ国防長官が会談

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 沖縄の普天間基地をめぐって、日米間の合意の履行を早期に決断するよう、20日に岡田外務大臣に迫ったアメリカのゲーツ国防長官ですが、21日は鳩山総理に続き北澤防衛大臣と会談しました。

 日米の防衛トップどうしがお互いに言いっぱなしで、ゲーツ長官からはアメリカ軍再編計画全般の見直しに言及するという、かつてない、冷めた会談となりました。

 (ゲーツ国防長官が現行の日米合意を唯一可能な案と答えたが?)
 「私の方には、我々の新しい政権の考え方がありますから、時間をかけながら、いい結果を出したいと思います」(鳩山総理)

 21日朝、「時間をかけたい」という考えを重ねて強調した鳩山総理は、総理官邸でゲーツ長官を迎え、「日米の安保体制が進化していくことが重要」と述べました。

 その後、ゲーツ長官は防衛省を訪れましたが、軍のトップを迎える際、恒例である自衛隊による歓迎セレモニーは省略され、20日夜は防衛省からの晩餐会の誘いを断るなど、アメリカ側の交渉に臨む厳しい姿勢が現れています。

 「この問題に時間を浪費するいとまはない」(北澤俊美防衛相)

 「普天間の移設がなければ、(海兵隊の)グアム移転はない。グアム移転がなければ、米軍の再編はなくなり、沖縄に土地は返らない」(ゲーツ国防長官)

 会談でゲーツ長官は、普天間基地を沖縄県内で移設するとした現状の合意が最もよい案であり、実行していくことが重要と強調したのに対し、北澤大臣は、普天間移設の決着にあまり時間をかけることは建設的ではないと述べました。

 アメリカ側として伝えるべきことはすべて伝えた、あとは鳩山総理の決断を待つと、突きつけた形といえます。(21日11:37)

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