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石原氏ら1都5県の知事“八ッ場ダム”視察
政府が建設中止の方針を示している群馬・長野原町の八ッ場(やんば)ダムについて、19日、ダムの事業費を負担する東京都の石原知事ら1都5県の知事が建設予定地などを視察している。
石原知事は19日午前、建設予定地に向かうヘリコプターで上空からの視察を行った。しかし、到着後、記者の呼びかけには応じなかった。その後、ほかの5人の県知事と合流し、午前11時半過ぎにダム本体の建設予定地を視察した。
八ッ場ダムの総事業費4600億円のうち、1都5県は約2000億円を負担しており、石原知事はこれまで「将来の気候の変化に対応するためにもダムは必要」と述べるなど、建設の継続を求めている。6人の知事は、午後には住民代表らと意見交換を行うことにしている。
前原国交相はすでに、中止した場合、国の補助金分を除く自治体の負担金を返すと表明している。その上で、「意見交換の場を持ちたい」と手紙で知事らに伝えており、石原知事も応じる姿勢を見せている。石原知事らに中止の方針をどう納得させるのか注目される。
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