東金市と九十九里町が推進する「地域医療センター」計画を審議する第4回検討協議会が19日、東金市役所で開かれ、最終的な事業計画案を承認した。
最終案によると建設場所は東金市丘山台に約8万平方メートルを確保。病床数314床、救急救命センターを併設し、4大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞(こうそく)・糖尿病)、4事業(救急・災害・周産期・小児医療)にも対応する。総事業費は約125億円。2014年開院を予定し、地方独立行政法人が運営する。
今後、両議会に報告し承認を得て12月中に病院開設許可申請を予定している。
協議会の平澤博之会長は「救急医療への地域の期待の大きさがわかった。千葉大医学部と連携し地域に誇れる医療センターを一日も早く開設したい」と述べた。志賀直温市長は「地域の悲願だった24時間対応の救急医療の中核病院実現に頑張っていきたい」と話した。【吉村建二】
毎日新聞 2009年10月20日 地方版