J2アビスパ福岡が、8月の全日本大学サッカートーナメントを制した福岡大主将のDF宮路洋輔(22)=177センチ、73キロ=と今週中に入団契約を結ぶことが19日、分かった。元日本代表DF宮本恒靖(現J1神戸)と同じく、センターバックとボランチの両方をこなせる頭脳派DF。福岡大からは昨年のDF山口和樹に続き2年連続の入団で、クラブは今後も地元を中心に来季の選手獲得を進める方針だ。
宮崎市出身の宮路は、鵬翔高2年時の全国高校選手権でベスト4入り。福岡大でもDFでは元日本代表の坪井慶介(現J1浦和)以来という1年時からのレギュラー。今年初めには元ユニバーシアード日本代表候補に選ばれた。開催中の九州大学リーグでは6試合連続完封中と堅守をまとめている。アビスパは昨年8月、宮路を大学に所属したままJリーグの試合に出場できる特別指定選手に登録。リーグデビューはまだだが、練習や練習試合を通じてプロのスピードに慣れさせてきた。クラブは「チェックが早く、状況判断が早い」と、今季層の薄かったボランチとして期待している。
=2009/10/20付 西日本スポーツ=