[特別講演] ITの世界ではIT管理者を悩ますことが多数起こっている。「情報」を保護・管理する、という視点から、最新のテクノロジーとソリューションを実際の導入事例を交えながら紹介。
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ITで衆議院議員選挙を考える第45回衆議院議員選挙が8月30日に迫った。これまでの国政選挙と比べて,選挙に関する情報を入手し分析する手段としても,判断基準となる政策の面においても,ITの持つ重みは格段に増している。 今回の選挙では,ITを活用し,インターネット上で各党の政策を比較,検索したり,自分の考えに合った政党を探したりできるサービスが多数提供されている。またITに関連する質問を政党や候補者にぶつけ,その回答を公表する取り組みも行われている。また,インターネット上の集合知を使い選挙の結果を予測しようとしているサイトもある。 選挙の結果のいかんにかかわらず,ITを使って社会や行政を効率化し産業を発展させていくためには,現在の法制度や行政手続き,産業政策の面で多くの課題が指摘されている。新政権がITに関して解決していかなければならない課題は多い。 ITにかかわる有権者,ITに関心を持つ有権者が一票を投じる先を決めるにあたって,参考となる情報をまとめた。
ユーザーの質問に候補者が回答■LOVE JAPAN 楽天の政治参加啓発サイト「LOVE JAPAN」では,政治家のプロフィール情報や政治家が発信する情報や動画を掲載している。クレジットカードを使った,個人から政治家への献金を提供するサービスも行っている。 また同社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏らが送付した「eビジネス振興のための政策に対する質問状」に対する政党からの回答も見ることができる。
◎関連記事 ■未来を選ぼう 衆院選2009 Googleが運営する特設サイト。「未来のためのQ&A」では,ユーザーが候補者への質問を投稿し,その中で投票によって選ばれた質問に対し,候補者が動画で回答しYouTubeにアップロードする仕組み。日本地図をクリックすると,自分の住む選挙区の候補者一覧を表示。候補者から回答動画が寄せられていなくとも,候補者の名前と顔写真が表示され,クリックするだけでその候補者に関するインターネット上の情報やニュース,動画を検索できる。
◎関連記事 ■インターネットユーザーからの10の質問 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)が衆議院議員選挙立候補予定者に対して実施したIT政策に関するアンケート。MAIUは東京の全25小選挙区と比例区の立候補予定者にアンケートを送付。各政党公認および無所属の候補者あわせて61人が回答した。東京以外の選挙区でもボランティアによってアンケートが送付され,候補者が回答している。
◎関連記事 ■ニコニコ動画 政治カテゴリ ニコニコ動画には現在,政治家または政党による8つの公式チャンネルが開設されている。政策を説明する動画の公開,会見や街頭演説の生中継などが行われており,そのコメント機能を生かした政治家とユーザーの対話の場となっている。85万人を対象にした世論調査も行った。8月30日には生放送「第45回衆院選 開票速報! ニコニコ総選挙特番2009!」を行う。
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