鹿児島放送局

2009年10月19日 13時31分更新

情報衛星打ち上げのH2A到着


安全保障に関わる情報を集める情報収集衛星を載せて来月下旬に打ち上げが予定されているH2A16号機の機体が19日、鹿児島県の種子島に到着しました。

H2A16号機の機体は、愛知県の工場から2隻の船にのせられて19日朝、鹿児島県南種子町の島間港に到着しました。

組み立てられると全長が53メートルになる機体は、長さがおよそ35メートルと14メートルの2つのコンテナに入れられ、港や沖合で警察や海上保安庁が警戒するなか大型のクレーンを使って陸揚げの作業が行われました。

H2Aロケット16号機は、安全保障に関わる政府の情報収集衛星を載せて来月28日に打ち上げられる予定です。

情報収集衛星の打ち上げは、平成19年2月以来で、今回打ち上げられる衛星は高度数百キロの上空から地上の数十センチほどの物体を識別する能力を持つということです。

16号機の機体は、大型のトレーラーに載せて20日未明から早朝にかけておよそ18キロ離れた種子島宇宙センターまで運ばれることになっています。