「スーパーニュース」によると、押尾被告の元マネジャーが任意の事情聴取を受けたのは、押尾被告が再聴取を受けた7日。番組では元マネジャーに直撃した様子を公開、リポーターの「押尾被告の事件はご存じですか」との問いかけに「はい」と応えたが、携帯電話の放置などについては終始無言で、足早にその場を立ち去った。同氏はすでにエイベックスを退社しているという。
捜査関係者によると、押尾被告と一緒に服用したとみられるホステスの女性が死亡した経緯と、女性の携帯電話が東京・六本木ヒルズの現場マンション前の植え込みに放置されていたことなどについて、押尾被告の逮捕後も数回にわたって事情を聴かれており、今回も同様の内容だったようだ。
これまでの調べなどで、女性は8月2日午後2時半ごろ、東京・六本木のマンションの一室に入り、すでに部屋にいた押尾被告と合流。一緒にMDMAを服用したとみられる午後6時半ごろ、女性に異変が起きた。押尾被告が午後7時ごろに、関係者に「女性の意識が戻らない」などと連絡し、関係者が約40分後に到着。午後9時20分ごろ、関係者が119番通報したが、救急隊が到着時には女性はすでに死亡していた。
警視庁は、押尾被告を麻薬取締法違反容疑での逮捕後も、女性の異変から通報まで約3時間が経過するなど一連の対応によって、女性の生死が左右された疑いがあるとみて、押尾被告とともに保護責任者遺棄致死容疑の適用を視野に捜査を進めてきた。また、植え込みに放置されていた携帯電話についても、女性と押尾被告が一緒にいたことを隠す証拠隠滅の疑いがあるとみて慎重に調べている。
この件について、エイベックスは「捜査中のためコメントできません」と話している。