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米軍、政策の行方注視

2009年10月06日

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  米軍人も政権交代にやきもき!? 米軍再編に伴う厚木基地(神奈川県)から米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機部隊移転計画に関し、米軍関係者が日本の政権交代による影響を案じているとの内容の記事が6日付の米軍準機関紙「星条旗新聞」に掲載された。

  記事は、日本版の1面などで「岩国基地は政権交代でも(従来の)基地計画を期待する」との見出し。

◆基地司令官「移転信じなければ」
  基地について「米太平洋軍の数十年間の中で最大の変化が来春から始まりうる」と指摘。基地のM・オハローラン司令官(大佐)の「私のような立場の人間は、これ(従来の移転計画)が行われるだろうと信じなければならない」とのコメントを紹介し、鳩山政権が掲げる「米軍再編の見直し」に米軍も神経をとがらせている様子がうかがえる。同司令官はまた、日本が進める滑走路沖合移設事業は「春までに完了されるべきだ」と述べている。

  一方で記事は、06年の日米合意による艦載機移転について「日本の新しい与党と米国が14年までに遂行させられるか誰にもわからない」とも指摘、日本の軍事専門家の「来年7月の参院選まで多くの事柄が宙に浮くだろう」との見方も紹介し、新政権に対し、米軍の現場指揮官たちの戸惑いを伝えている。

  さらに、記事は地元で論議を呼ぶ愛宕山事業跡地問題にも言及。「住宅用地には異論が多いことが明らかになってきた」とし、米軍住宅化が取りざたされている愛宕山の国の開発認可取り消しをめぐる住民訴訟も記述。「数千人分の住宅の先行きが不透明であり続けている」とした。

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