民主党の平岡秀夫衆院議員と藤谷光信参院議員は9日、防衛省で北沢俊美防衛相と面会し、在日米軍再編に伴う空母艦載機部隊の岩国基地移転問題などについて、「米軍再編や基地のあり方について見直しの方向で臨む」とした党のマニフェスト(政権公約)に沿って見直すよう要望した。
平岡氏によると、会談は約20分。北沢防衛相に対し、艦載機移転問題と米軍住宅への転用が取りざたされている愛宕山開発跡地、民間空港再開の3点について過去の経緯などを明らかにするよう求めた。面会には井原勝介前岩国市長も同席し、過去の事実関係を説明した。北沢防衛相は「勉強不足で今すぐどうこうと言えないが、忘れないで承る」と応じたという。
平岡氏は「米軍再編見直しの話題の中心が沖縄の普天間飛行場になっているが、岩国も忘れないできちんと見直してほしいと要請した」と話した。【内田久光】
〔山口東版〕
毎日新聞 2009年10月10日 地方版