広島市中区八丁堀の映画館「広島東映・広島ルーブル」が11月13日で閉館することが分かった。9月の「広島スカラ座」に続き、市中心部の老舗映画館がまた一つ姿を消す。
広島東映・広島ルーブルは1956年9月に開館。老朽化に伴う建て替えで95年10月に広島東映プラザビル(東急ハンズ広島店)の8階に移り、2スクリーン計436席で営業を続けてきた。
2005年、尾道市などでロケした映画「男たちの大和/YAMATO」が大ヒットしたものの、郊外型シネコンの進出攻勢で集客は落ち込んでいた。営業は最終日まで通常通り続ける。
広島都市圏でシネコンが初開業した97年以降、市中心部の映画館は広島朝日会館や広島リッツ劇場など計7館が姿を消した。
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