佐賀県の玄海原子力発電所で、国内初のプルサーマル発電に向けた燃料の装てん作業が16日夜、公開されました。
九州電力が16日夜、公開したのは、佐賀県の玄海原発3号機で15日から実施されているMOX燃料の装てん作業の様子です。
長さ4メートルの燃料の集合体がクレーンで吊り上げられ、およそ20メートル離れた原子炉容器に装てんされました。今回装てんされたMOX燃料は8体目で、19日までに16体が装てんされる予定です。
九州電力によりますと、MOX燃料の装てん作業は78人の作業員が24時間態勢で行っていて、通常のウラン燃料と同じ工程だということです。
国内初となるプルサーマル発電は、来月上旬から段階的に開始され、本格運転は12月上旬になる見通しです。(17日02:56)