【鳩山ぶら下がり】（１）二次補正「なかなか難しい」（７日夜） (1/3ページ)

　鳩山由紀夫首相は７日夜、経済対策をにらんだ平成２１年度第２次補正予算案について「来年の４月まで、どう経済をつないでいくかという議論は必要だが、次の臨時国会は長い期間は取りにくい。補正を組むのはなかなか難しい」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

　【補正予算】

　−−今朝、「８合目」と述べた補正予算の上積みだが、各省庁からこれ以上の積み増しは難しいとの声が出ているほか、自民党からは地方経済に対する影響があるという指摘が出ている。どの程度の上積みをめざし、どの程度確定させようという考えか

　「これはまぁ、私どもが選挙のときにも申し上げてきた大きなテーマで、やっぱり、今まで無駄遣いというものを放置してきた。その無駄遣い。ある意味で補正予算のなかに極めて多く存在しているんじゃないかと。したがって、まずは補正予算のなかで、無駄遣いをなくそうということで、各省庁が全力をあげてくださってると。私はそのなかで、２兆５０００億積み上げたこともたいしたものだと思います。（声を大きくして）今までは、こんなことなかったですから。こういうことは初めてやったということを、私は、国民の皆さんが評価をしていただきたいことだと、そう思います」

　「ただ、当然、役所の皆さん方からすれば、これ以上無理だと、色んなお気持ちもあると思いますが、さらに、ご努力を願いたいと。そう思っています。しかし、それは無駄遣いをこれからもっと有効的なことに使う、ある意味での原資にするわけですから、経済的なことで、ダメージが与えられないようなことにするわけで、それこそ経済に大きな影響がある話であれば、決してそれは無駄な予算だとは思いません。むしろ、無駄だと申し上げているのは、そのことが経済に必ずしも大きな影響を与えることではないと。だから切るんだと。そして、もっと経済にプラスの影響を与えるようなものに、しっかりと予算を組んでいこうではないかと。将来はと。そんな思いでやっておりますから。ご理解を願いたいと思います」

　−−程度と時期については

　「時期については、来年度の予算の問題もありますから、やはり来週中には結論を出さなければいけないというペースで、お願いをしたいと。そう思っています。さらに、したがって、８合目と言いましたけど、あと２合頑張ってもらいたい。そのくらいの額を期待したいな、と思います」