ここから本文です

税収40兆円割れへ=副大臣「国債増発で穴埋め」−09年度

10月16日17時56分配信 時事通信

 国の2009年度の一般会計税収が想定の46.1兆円を大幅に下回り、40兆円を割り込む見通しとなった。野田佳彦財務副大臣が16日の会見で、「40兆円を下回る可能性がある」と認めた。景気低迷の影響で所得税や法人税が落ち込んでいるためで、40兆円を割れば1985年度(38.2兆円)以来ほぼ四半世紀ぶり。
 野田副大臣は、税収の減少を穴埋めするため「国債増発はやむを得ない」と表明した。これにより、09年度の国債発行額は麻生政権下で見込んだ44.1兆円を上回り、50兆円に達する可能性が出てきた。国債発行額が税収を上回る異例の事態となる。
 09年度税収は、昨秋以来の急激な景気悪化で低迷。7月と8月の法人税収は還付額が収納額を上回り、4〜8月累計で1兆2815億円の還付超過。所得税も残業代の抑制などで前年同期比14.9%減の4兆7835億円にとどまっている。こうした状況を踏まえ、財務省は「今後の大幅な税収増は難しい」(幹部)とみている。 

【関連ニュース】
【総選挙特集】開票結果
概算要求、95兆380億円=過去最大、09年度当初比6兆円増
今年度当初規模上回る可能性も=10年度予算編成で
交付税、17兆円程度を要求=法定率引き上げも

最終更新:10月16日20時33分

時事通信

 

野田佳彦

野田佳彦(のだよしひこ)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 千葉県第4区 民主党
プロフィール:
1957年5月20日生 初当選/1993年 当選回数/5回

この話題に関するブログ 11件

関連トピックス

主なニュースサイトで 法人税 の記事を読む

ブログパーツ

国内トピックス

主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。