全盲のピアニスト・辻井伸行さんや12歳のピアニスト・牛(にゅう)牛(にゅう)くんといった、天才ピアニストが世界の注目を集めている。
そして、注目すべきピアニストがまだいた!
それは…現役最高齢のピアニスト・室井摩耶子。大正生まれ88歳。
今年6月に米寿記念のコンサートを行い現在でもバリバリ現役。
その長年の活動がメディアにでも話題になっている。
室井は東京世田谷の完成な住宅街に一人暮らし。家に入ると所狭しと3台のグランドピアノが並ぶ。
一度音楽のことを話し始めると話が止まらない。室井のCDを聴いてみるとまず聞こえてくるのは軽快なトーク。
「音楽は音と音の会話」そんな音楽の面白さを演奏と共に披露している
練習は毎日8時間!嫌なことはすぐ忘れ好きなことに熱中する室井。若い頃の恋愛経験は「ピアノしか見てこなかった」と語る。
室井の自宅には毎週末、門下生が尋ねてくる。現在15人。
音楽の面白さを教えてくれる室井のレッスンは門下生から“室井マジック”と呼ばれている。
室井が初めてピアノと出会ったのは6歳の時。父親が誕生日に買ってきたのがきっかけ
。ピアノが奏でる音にたちまち虜になった室井は東京音楽学校(東京芸大の前進)を主席で卒業。
24歳でプロのピアニストとしてデビューし、終戦後に本格的にリサイタル活動を開始した。
昭和30年には岸恵子主演映画「ここに泉あり」に天才ピアニスト役として実名で出演。卓越したテクニックと可憐さを兼ね備えた女流ピアニストとして注目を浴びる。
昭和31年、35歳でドイツへ単身留学。その後海外13カ国で演奏を重ねる。43歳の時にはドイツ出版の「世界150人のピアニスト」の1人にも選ばれ、世界にその名を轟かせた。
帰国後も、日本を代表する名演奏家として活躍。74歳からはじめた「トーク&コンサート」では音楽の楽しさを伝える軽快なトークと成熟した演奏で観客を魅了。
今年で20回を数える。
そんな室井の元気の秘訣は1「肉中心の食生活」
肉を食べないと集中が続かないと言う室井は、コンサートの日に朝からステーキを食べることがあるという。
室井の元気の秘訣2「経験は宝!興味を持ったら、まずはチャレンジ!」
ピアノ以外で今はまっているのがパソコン。ブログ、ゲーム、メールもおてのもので、ブログ用にデジカメで写真を撮って回ることも。撮った写真はもちろんブログにアップする。
室井の元気の秘訣3「くよくよ考えない!楽天主義」
70歳で肺がんになっても、コンサートがあるから手術を先延ばしにしたいと医者に言ったほど。音楽への情熱で病気も吹き飛ばす!
公式HP:http://naks.biz/muroi/