倒産情報
平成21年9月30日
施設管理
株式会社 東宝クリーンサービス
自己破産準備
負債総額約17億7200万円
株式会社 東宝クリーンサービス(東京都荒川区西日暮里2−15−9、設立・昭和57年12月、資本金・5000万円、代表者・狩野公彦氏)は9月25日付で事後処理を井野賢士弁護士(港区赤坂3−4−3、電話・03−6229−1380)に一任し、現在、破産手続開始申立の準備に入っている。
当社は昭和55年7月に創業した施設管理会社で、東京都、区役所、学校等の官公庁関係を得意先とし、関東地区において一時は23ヶ所の事業所を構え、ビル建物、プール等のスポーツ施設の清掃、管理、メンテナンス、警備などを手掛け平成20年3月期は年商約59億円をあげていた。
しかし、平成16年頃から官公庁の受注単価が伸び悩み、一方で、メーカー検査など外注費の負担が増大し採算面が悪化。このため、金融機関からの融資のほか、経費節減等の各種合理化に努めてきたが業況は好転せず、平成18年頃から取引先への支払遅延や給与の遅配が生じるようになっていた。 その後も受注先からの契約解除、次期契約の締結見合わせなどの動きが相次ぎ今後の見通しが立たず事業継続を断念し当事態に至った。
負債総額は約17億7200万円。