赤字国債を極力抑えるとの思いでマニフェスト実行=首相

2009年 10月 15日 19:37 JST
 

 [東京 15日 ロイター] 鳩山由紀夫首相は15日夕、官邸内で記者団に対し、「赤字国債を極力抑えるという思いのもとでマニフェスト(政権公約)は実行に移す」との方針をあらためて示した。

 鳩山首相は前日、マニフェストを実行するための赤字国債の増発に含みを持たせていた。

 鳩山首相は赤字国債を増発させないために、マニフェストを見直す考えがないかを問われ「マニフェストは国民との契約なので、極めて重いものだ」と指摘。ただ「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」と語った。

 一方、2009年度補正予算の見直し額については「3兆円というところが一人歩きしてしまってはいるが、かなり近づいてきていることだけは間違いないし、できれば皆さん方が期待しているように3兆円に乗せたいと思って最終折衝している段階だ」と述べるにとどめた。

 
 
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