2009年10月15日 14時37分更新
九州電力が佐賀県玄海町の玄海原子力発電所でプルサーマル用の核燃料を原子炉に入れる作業を15日始めたことを受けてプルサーマルに反対する市民グループは「住民に必要な情報を伝えないまま作業が行われた」として九州電力にプルサーマルそのものの中止を求める抗議文を手渡しました。
抗議文を手渡したのはプルサーマルに反対する市民グループ「玄海原発対策住民会議」や「NOプルサーマル佐賀ん会」など3つの団体のあわせて16人です。
グループは15日午前玄海原発に隣接する九州電力の玄海エネルギーパークを訪れ「住民に必要な情報を公開せず、質問にも答えず、玄海原発の原子炉にプルサーマル用の核燃料を入れる九州電力の暴挙に抗議する」と述べた上でプルサーマルそのものの中止を要請する九州電力の社長あての抗議文を手渡しました。
玄海原発対策住民会議の藤浦晧会長は「九州電力が住民に十分な説明をしないまま原子炉にプルサーマル用の核燃料を入れる作業を始めたのは一方的で許せない」と話しています。