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2008.04.07〜04.13

ダライ集団が操る「大蜂起運動」、新華社、内幕を暴露

 

 (中国通信=東京)北京1日発新華社電は、「ダライ集団による『チベット人民大蜂起運動』操縦の内幕」と題する記事を配信した。内容次の通り。


 ラサの「3・14」殴打・破壊・略奪・放火暴力事件が発生した後、良識あるすべての人々は、チベット社会の秩序が安定し、人々が安らかに暮らし生業に励んでいるすばらしい情勢下に、なぜこのような暴力犯罪が起きたのか、いったい誰がこの暴力事件を扇動したのか、との疑問を禁じ得なかった。

 公安省などによる連日の初歩的証拠調べで、「3・14」事件が孤立した、偶然のものではなく、ダライ集団が画策、組織、指揮したいわゆる「チベット人民大蜂起運動」と密接不可分で、いわゆる「大蜂起運動」の重要な一部分であることを証明する十分な証拠がすでに得られている。

 動かしがたい事実が、「3・14」事件はダライ集団とその「チベット独立」勢力が組織的、計画的に、そして綿密に画策、扇動したものであることを示している。彼らがどのように偽装しようとも、争いのないこの事実は変えられない。

◇「チベット人民大蜂起運動」の「誕生」

 近年、中国の経済・社会は落ち着き、急速に発展し、人民大衆の生活水準はたえず向上しており、13億の中国人は自らの実践によって、世界的に注目される「中国の奇跡」を生んだ。

 2008年は中国の改革・開放30周年で、北京オリンピック開催の年でもあり、この国際的スポーツの祭典の開催で、全世界の目が中国に向けられるようになった。

 この時、海外に40年余り亡命していたダライ集団も「より関心の深い」目をここに向けた。そしてこれは一つの機会であり、「最後の機会」であると考え、国内外で「チベット人民大蜂起運動」を起こすことを決定し、「チベット内の行動の喚起、協調を通して中国で危機を作り出す」ことを企てた。

 ――2007年5月、ダライ集団がベルギーのブリュッセルで「第5回国際チベット支援組織総会」を開き、ダライ「亡命政府」の首席ガロン〈ガロンは閣僚の意〉・サムドンがこれに出席した。会議では「戦略計画」を採択し、「オリンピック」ボイコット計画をスタートさせることを決めた。

 ――その後、米国にある「チベット独立」組織が「チベット人民大蜂起」構想を打ち出した。ダライ集団の高層部は一緒に検討し、2008年は「チベット独立」実現の最後の機会であるとの点で意見の一致をみ、オリンピック前の「有利な時機」を利用して、国内のチベット族地域において全力で動員をかけて騒動を起こすことを決定した。

 ――2007年末、「チベット人民大蜂起」構想を実行に移すため、具体的措置が検討された。「チベット青年会議」、「チベット女性協会」、「自由チベット学生運動」などの「チベット独立」組織がインドで会議を開き、「ダライラマのチベット帰還を認める、中国人がチベットから出て行く、すべての政治犯を釈放する」など複数の要求を打ち出すとともに、中国政府がこれらの要求を満たせない場合、国内で「チベット人民大蜂起運動」を起こす、そのために亡命チベット人と国内チベット人の連絡網をつくり、国内で協調一致した対決活動を組織する、とでたらめを言った。

 ――2008年1月4日、1月25日、七つの「チベット独立」組織がインドのニューデリーで記者会見を開き、「『チベット人民大蜂起運動』アピール」を発表し、100余りのウェブサイトに掲載した。彼らはチベットが昔から中国領であるという事実を無視し、「チベットと中国は二つの異なる国である」「チベットの独立・自主の地位を継承することは、チベット民族の神聖な歴史的責務である」と言い、「20世紀に中国共産党がチベットに侵略活動を起こした」と言い、「早急にダライラマをチベットに帰還させる」、「共産党はチベットから撤退する」、「チベット問題が解決されない限り、オリンピック開催の資格はない」などのいわゆる「提案」を行った。また「チベット独自の宗教や言語、風俗・習慣などの文化は完全な絶滅の厳しい状況にある」とし、「2008年3月10日から、間断ない、大規模な『チベット人民大蜂起運動』を行う」と言って、この運動を「チベットの自由闘争史上の一大転換点」にしようとした。

 「大蜂起運動」実施のため、「チベット青年会議」などは2回の講習会を開催、「チベット人民議会」副議長のジャリドマ、「チベット青年会議」議長のツェワンリンズィムらが講義し、「チベット人民大蜂起運動」の主旨と目的を説明し、暴力テロ活動の具体的方法を伝授した。

 2008年2月3日から10日にかけて、ダライはインド「デプン寺」での経文講義、開眼供養儀式、「大威徳灌頂法会」などの宗教行事の機会を利用して、「チベット人民はいま中共の支配下に置かれているが、内心は別の方を向いている」と扇動した。

 ダライ集団はまた、次のような行動計画を立てた。3月10日から国外からチベットまでの「チベット平和挺進行動」を実施する。現地のチベット人を含む地球規模の大蜂起を繰り広げ、「全世界のチベット人に3月10日に休みをとって、街頭で抗議デモを行う」よう求める。「自由聖火リレー」「全世界聖火リレー」「全世界行動デー」などの活動を繰り広げる。中国の在外公館に押しかける。ハンストや大規模な抗議活動を起こす。

 公安省報道官は、ダライ集団がいわゆる「チベット人民大蜂起運動」を持ち出した狙いは、わが国社会の安定・団結を壊し、オリンピックを利用してわが国政府に圧力をかけ、その政治的目的をとげることにあると指摘した。

 「『蜂起』という言葉の本来の意味は、武装した暴力の形式で、現在の政権を覆すことである」「このように中央政府に挑戦する『蜂起』を認められる国があるだろうか、このように政権転覆をほしいままに扇動する行為を許せる政府があるだろうか」、公安省報道官はこう指摘した。

 ◇ダライと「チベット人民大蜂起運動」の関係は否定できず

 3月10日から、ダライ集団の綿密な組織と「演出」の下に、「チベット独立」分子が国内外で一連の行動を実施した。

 国外では、3月10日、ダライが恒例の「チベット抗暴蜂起49周年」記念行事で、「過去数年、国内のチベット人に対する弾圧はますますひどくなっている」、「人権が踏みにじられ、信教の自由が制限されている」と言った。

 同じ日、「チベット青年会議」などが「チベット平和挺進行動」のスタート式を行い、インドのダルサラムからチベットに向けて行進を始め、その後インドの警察によって阻止された。

 3月10日にラサの暴力事件が発生してからこれまで、わが国の18の在外公館に「チベット独立」組織と国際「チベット支援」組織のメンバーが暴力によって押しかけた。

 「チベット青年会議」などは、3月15日、3月20日の2回、引き続き「チベット平和挺進行動」を実施した。

 国内では――

 3月10日午後、ラサ哲蚌寺(デプン寺)の約300人の僧侶が国の関係法律と寺院の管理規定を無視して、ラサ市内に入って事件を起こそうと企てた。この後数日、ラサで一部の不法僧侶が何度も街頭で騒ぎを起こそうとした。3月14日、不法分子がラサで殴打・破壊・略奪・放火の重大な暴力犯罪活動を行った。

 3月10日から25日にかけて、チベット、四川、青海、甘粛の4チベット族地区で150回の殴打・破壊・略奪・放火事件が起きた。騒動の過程で、多くの公安警官、武装警察将兵と人民大衆が死傷し、数千戸の家屋が焼き払われた。

 「今年3月以降、国内外で見られた一連の「チベット独立」事件は、『チベット人民大蜂起運動』の『ロードマップ』に従って、組織的、計画的に行われたものだ」、公安省報道官はこう述べた。

 ダライ集団が「チベット人民大蜂起運動」の直接の組織者、画策者、指揮者であることを事実は証明している。

 ――「自由チベット学生運動」の責任者が講習会で、ダライラマは「大蜂起」の精神的指導者、鼓舞勢力であり、この行動を指導していると受講者をたきつけた。

 ――「3・14」ラサ事件当日、ダライは「これらの抗議は現在の統治方式を深く憎むチベット人民の感情の発露である」との声明を出した。

 ――3月16日、ダライは記者会見で、「ラサの抗議は中国が長年にわたり意識的または無意識的に文化浄化政策を進めてきたことの必然的結果だ」「中国は軍隊を動かして今回の行動を弾圧したが、ラサその他の地方のチベット人も徹底的な抵抗を決意するだろう」と言った。

 ――3月下旬、ダライは「チベット青年会議」「チベット女性会議」、「自由チベット学生運動」などの責任者を招集して会議を開き、チベット族地域の情勢にどう対応するか検討した。

 ダライ集団がラサの「3・14」殴打・破壊・略奪・放火暴力犯罪事件と直接関連をもつことを事実は証明している。

 ――ラサ事件ぼっ発後、「亡命政府」の首席ガロン・サムドンは直ちに緊急会議を開いて、チベット人をどう指揮して今回の「革命の成果」を一段と拡大するかを検討し、全力でこれを支援するよう求めた。会議は「亡命政府」「安全省」、「宗教・文化省」、「外務・報道省」、「財務省」など各省庁の活動について手配した。

 ――「大蜂起行動」に対する指揮と調整を一段と強化するため、ダライ集団は3月中旬、7人からなる「チベット団結委員会」を設立し、「チベット人民議会」議長のカルマチュンベが議長を務めた。同委員会は「チベット中央政府」とダライラマを代表し、各地の亡命チベット人と非政府組織を直接指導して世界規模で統一的に活動を進めると称した。

 ――3月22日、「チベット亡命政府」は「チベット人民大蜂起運動」について国内外のすべてのチベット人への声明を発表し、「今回チベットで起きた平和的蜂起は非常に偉大で、光栄なもので、しかも歴史的意義をもち、チベット民族の精神と勇気をあますところなく示した」「われわれチベット人が得るべき幸福のために、われわれの偉大な政治・宗教指導者ダライラマの指示に従って行動すべきだ」と言い張った。

 関係機関から提供された資料によると、「チベット人民大蜂起運動」を組織するため、ダライ集団の「保安省」は国内のチベット族地域での活動に充てる特別の経費を用意した。

 3月11日、ダライ集団の「保安省」は小範囲の祝賀会を開いて、「3・10」事件の組織・画策者に賞金を与えた。ある「担当者」は、「『チベット人民大蜂起運動』は始まったばかりで、次の段階で引き続きさまざまの活動を繰り広げる」と語った。

 3月14日、「亡命政府」は各省庁会議を開いて、「保安省」にチベット族地域で引き続き事件を起こすことを一任した。

 3月17日、ダライ集団は「保安省」のガロンを責任者とする「チベット緊急救済特別高層委員会」を設立した。主要な任務はチベットの騒動に関与した幹部をダラムサラに移すこと、公然たる騒動活動を密かな「宗教」活動に変え、引き続き中共と対決することだった。

 「これらすべては、まさに『チベット人民大蜂起運動』で予定されたいわゆる『暴動日』の計画であり、『チベット人民大蜂起運動』の既定の計画予定にも完全に合致している」、公安省報道官はこう語り、さらに、動かぬ事実はダライの「暴力活動に加わらず、分裂活動を支持しない」という発言が、世間をあざむくウソにすぎないことを十分証明していると指摘した。

 ◇「3・14」事件は「チベット人民大蜂起運動」の重要な一部分だった

 ダライ集団が出した「『チベット人民大蜂起運動』アピール」、ダライの2008年「3・10」演説のコピー、民族分裂活動に従事するダライ集団の現場写真、ダライ集団の「亡命政府」「保安省」と連絡するコンピューター設備……

 これらはダライ集団から派遣され、「3・14」殴打・破壊・略奪・放火暴力事件を扇動、組織、画策した一人の幹部の住宅で、法に基づく捜索によって得られた数々の動かぬ証拠である。

 3月15日、この幹部はダライ集団の指令を受けて、民族分裂活動に従事し、ラサの重大な「3・14」殴打・破壊・略奪・放火事件に参加した容疑で、法に基づいて刑事拘留された。

 2006年11月から、この幹部はダライ集団の「亡命政府」「保安省」のある担当者と関係をもち、その意思、指示の下で民族分裂活動に積極的に従事したことを証拠が示している。

 ――国内に地下情報網をつくった。この幹部は同担当者と関係を持った後、その意を受けて、チベットで12人の協力者を物色し、厳密な地下情報網をつくった。情報伝達の安全、秘密を確保するため、彼らは互いに連絡する時仮名を使い、連絡の過程で隠語を使用していた。例えば、「ダライ」を「叔父さん」、「雪山獅子旗」を「スカート」、「検問を突破して入国した海外の僧侶」を「お客」と言い換えていた。

 ――情報収集活動に従事した。2007年3月から08年3月まで、この幹部は電話や電子メールによって、同担当者と前後36回連絡をとった。担当者はダライ集団の国外での活動の状況を通報し、情報集めの指令を出した。この幹部は指令に従い、仮名と隠語を使って、12人の協力者と前後200回余り連絡をとり、いわゆる「国内の僧侶がダライに抵抗し、ダライを暴露・批判する」、「チベットで動物をとって殺す」、「チベットの生態環境が破壊される」などの事例を集めて、インターネットを通じて国外に送るとともに、国外のダライラマの活動情報を受け取り、CDにして、チベット・ラサなどにばらまいた。

 ――民族分裂の宣伝活動に従事した。2007年、ダライ集団がいわゆる「チベット平和挺進」活動を組織した際、ダライ集団「保安省」の指図のもとで、同幹部はその協力者と共同で、ダライ集団支援の手紙を書き、この担当者に渡した。わが国の「宗教事務管理条例」を攻撃するダライ集団の文章は、同担当者がこの幹部に渡し、コピーした後、ラサの3大寺院でばらまいたものだ。2007年10月、ダライ集団は再び人を派遣して、ダライの米国での受賞情報に関するCDをこの幹部に贈った。同幹部はダビングした後、協力者に渡して社会で配った。

 ラサの「3・14」事件前後、双方の連絡は一層密接、頻繁になった。この間、ダライ集団「保安省」の某担当者は同幹部に「『チベット人民大蜂起運動』アピール」などを送り、この幹部はこれらの宣伝物をコピーして、ラサで配った。ラサで殴打・破壊・略奪・放火事件が起こると、この幹部はその情報網を指揮してあちこちで活動し、関連情報を集めてダライ集団に報告した。

 「3・14」事件の組織、画策、実施に直接関与したこの犯罪容疑者は、ダライ集団のこの担当者と関係をもち、その意思、指図のもとで、民族分裂活動に従事した犯罪の事実を認めている。

 わが国の公安機関は、国外のダライ集団と連絡をとり、「3・14」事件の組織、画策、実施に関与した一群の犯罪容疑者を逮捕して、ダライ集団「安全省」の重要な担当者の国内での活動網を初歩的に明らかにした。

 長期間分裂活動に従事し、「3・14」事件を扇動し、たきつけたアワンナムジェは、動かぬ証拠を前にして口を割り、20余年間、秘密裏に分裂活動に携わったことを認めた――1989年、当時哲蚌寺の僧侶だったアワンナムジェはラサの騒乱に参加したために法に基づいて処罰された。「3・14」事件の前後、アワンナムジェと暴徒の「往来」は非常に頻繁だった。他の暴徒の証言を前にして、ついに白状した。「私はラサ堆竜徳慶(ドォルンデチェン)県に5軒の雑貨店を開いた。店で雇ったプヨン、シュパなど6人の店員はみな刑期満了釈放者で、主に分裂活動に従事していた」

 公安機関の捜査で、インターネットがダライ集団が指令を出す重要なルートになっていることがわかった。「『チベット人民大蜂起運動』アピール」、行動計画と部署配置のかなりの部分がインターネットを通じて行われていた。

 このほか、ダライ集団と国内の「チベット独立」分子の結託には、新しいルートも現れていた。すなわちまず通信手段やインターネットを使って簡単な連絡をとり、時間を決めて「ボイス・オブ・アメリカ」チベット語チャンネルを聞き、いくつかの隠語を使用して国外の指示を伝え、また国内の動きを通報するのだ。

 ダライ集団は暴力事件の影響を拡大するため、特別に幹部を送り込んで国内に潜入させ、デマを流し、真相のわからない者を金で買収し、街頭で殴打・破壊・略奪・放火をさせた。ニンチー地区からきたチョマは後悔している様子で、こう語った。「15日午後、われわれ50人近くは雪新村で何軒もの商店で略奪、破壊をした。そして何百元も儲けた。16日午後、われわれ60人余りはまた雪新村十字路に集結した。一人の見知らぬ人間がわれわれに行動ルートを告げた。しかし数人を殴ったところで、捕まってしまった」。

 ラサ事件の発生後、国外の分裂勢力は頻繁に四川甘孜のチベット族地域の連絡係に電話をかけ、「事件を大きくする」よう扇動した。証拠が示すように、国内外の分裂分子はこのところ、甘孜地区に反動的書籍、光ディスクや画像をたえず配ったり、送ったりし、扇動性の極めて強いデマを流している。また国外の者を派遣したり、国内の者に指令したりして、オルグ活動をさせ、甘孜地区で分裂・破壊活動を実施するよう画策、扇動している。2月中・下旬以降、成都税関はインドから甘孜の各寺院、部落などに宛てた「チベット独立」の宣伝物を大量に押収した。「チベット青年会議」は最近また、甘孜領内で長期間、「ゲリラ闘争」を繰り広げるよう指令を出した。

 種々の事実は、暴力事件の組織性を示している。すなわち「3・14」ラサ事件が発生した時、玄関にハーダを掲げている商店はみな「難を逃れた」が、玄関に「大蜂起」の英文頭文字「T・G・C」のマークを付けられた店舗は物を残らず奪い去られ、さらには焼き払われた。「以純服装店」の5人の若い娘たちは焼け死んだ。暴徒たちは「陽動作戦をとり」、「多くの箇所攻撃し」、より広い範囲で殴り、壊し、奪い、焼き、破壊を行った。

 3月14日と15日、甘粛省夏河県でデモ・打ち壊しなどの事件が起きた。現場の写真によると、どのデモ隊の中にも何人かの中心人物がおり、これらの人物にははっきりした目印があった。頭に黒い紐を結ぶか、手に黒い紐をもっており、うち腕に黒い紐を結んだ者は拳を上げてスローガンを叫んだり、手に「雪山獅子旗」をもったりし、中にはこん棒をもつ者もいた。

 …… ……

 海外のメディアさえ、「糸口」を見つけている。

 ――英紙ガーディアンはこう書いた。五輪の年は、「チベットの民族主義者」に行動を急ぐ機会を与えた……最初にデモ活動が起きた時機、協調性およびその大胆さからみて、明らかに1989年の時の行動より計画的である。これまでのところ、ダライラマはデモ活動を食い止めるいかなる努力も払っていない。

 ――露紙RBCDailyはこう書いている。ラサで起きた事件は観測筋をびっくりさせた。専門家はこのような見方に傾いている。これは外部で綿密に計画された中国への挑発行動であり、主な狙いは共産党政権とチベット人との有効な対話を壊し、より多くの憎しみと(事件と無関係な)被害者を作り出して、出来るだけ多くの人に中国政府の行為を非難させることにある。

 …… ……

 これら一連の事実は、ラサなどで起きた殴打、破壊、略奪、放火事件が、ダライ集団が組織した「チベット人民大蜂起運動」の一部であり、ダライ集団とその「チベット独立」勢力が一手に操っているものであることを十分に物語っている。

 公安省報道官は、「世界がダライ集団および『チベット独立』による各種の活動に強い関心を寄せるよう希望する。ウソで真相を覆い隠すことはできず、事実は結局、国家の分裂をたくらむダライ集団の本性をさらにあばくだろう」と語った。

 

 


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