成田空港滑走路延伸に反対集会 全国から1140人参加成田空港の廃港を主張する三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派が11日、空港近くの畑で全国集会を開き、22日に予定されているB滑走路(2180メートル)を2500メートルに延伸しての本格運用開始に反対を訴えた。 空港用地の地権者でもある萩原進事務局次長は、成田国際空港会社が運用開始を約5カ月前倒ししたことに触れ「常識では考えられない。延長した滑走路で大型機を飛ばし、用地内で生活する人たちを追い出そうと迫っている」と批判した。 空港会社は、航空需要の増加に対応するためとして、年間発着回数を現在の約20万回から今後、約30万回に増やす方針。反対派地権者の宅地を取り囲むかたちで新たな誘導路の建設計画も発表しており、反対派は反発を強めている。 集会には北海道から沖縄まで全国から約1140人(千葉県警調べ)が参加。支援者らは暫定滑走路周辺をデモ行進した。県警は警備のため、約3700人を動員した。 【共同通信】
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