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【社会】

成田B滑走路延伸で反対集会

2009年10月12日 朝刊

 成田空港の廃港を主張する三里塚芝山連合空港反対同盟が十一日、空港近くの畑で全国集会を開き、B滑走路(二千百八十メートル)が二十二日に二千五百メートルへと延伸されて運用開始されることに反対すると訴えた。

 空港用地の地権者でもある萩原進事務局次長は「二十二日から延長した滑走路で大型機を飛ばし、その騒音の中でまだ生活するのかということを空港会社が迫ってくる」と延伸を非難。

 成田国際空港会社が発着回数を現在の約二十万回から今後、三十万回に増やす方針を示していることにも触れ「三十万回に引き上げる真の狙いは地権者をたたき出し、(拠点の)東峰地区をなくすこと」と反発した。

 千葉県警によると、集会には全国から約千百四十人が参加。県警は三千七百人態勢で警備した。集会後、暫定滑走路周辺でデモ行進が行われ、山梨県都留市の男(54)が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。

 

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