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なるほドリ:発語・聴覚障害者の新型インフル受診方法は? /奈良

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 ◆発語・聴覚障害者の新型インフル受診方法は?

 ◇ファクスで調整依頼を フォロー態勢に課題も

 なるほドリ 新型インフルエンザが猛威をふるっているね。

 記者 そうですね。県内でも集団感染の疑いで学級閉鎖や学年閉鎖をしている小中高校が50校(13日現在)に達しています。空気が乾燥する冬にむけ、感染は更に拡大するとみられます。

 Q 「かかったかな?」と思ったら、どうすればいいの?

 A 感染者が増えているため、特定病院に設けた専門の発熱外来だけでは対応が難しくなりました。このため、県は既に発熱外来を廃止し、かかりつけの医療機関に直接行き、受診するよう呼びかけています。ただし、他の病気で来院している患者にうつさないよう、必ず前もってその医療機関に電話連絡し、受け入れ態勢を整えてもらってください。一般の患者と違う入り口を使ったり、駐車場の車内で待機するよう指示があれば、それに従い、マスクを着用することも忘れないでください。

 Q 「必ず前もって電話を」と言われても、発語や聴覚の障害でお医者さんに電話できない人はどうすればいいの?

 A ファクスなど普段からかかりつけ医と連絡を取っている方法があれば、それを使ってください。県の新型インフルエンザ相談センター(ファクス0742・27・8262)でもファクス相談を受け付けていますので、受診する医療機関との調整や取り次ぎを頼むことができます。

 Q ファクスがない人は?

 A 県のセンターでは電子メール(kenko@office.pref.nara.lg.jp)でも対応することにしています。ただ、原則はファクスですので、機器があればファクスを優先してください。

 Q 電子メールも使えない場合は、どうしたらいいの?

 A 県もそうした人たちへの対応が課題として、対応を検討しています。しかし、今のところまだ、フォロー態勢は築かれていません。事前連絡できない人たちが、「直接行って、他の患者にうつしては悪いから」と、受診をためらうことにもつながりかねない状況です。

 大流行が起きれば、障害を抱える人、通信手段が限られている人の中でも、感染者が出るのは当然のことです。県と市町村の障害福祉担当部署が連携して対象者を把握し、ファクスを貸し出すなど早急にフォロー態勢を充実させることが必要です。<回答・中村敦茂(奈良支局)>

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 ◇あなたの質問をお寄せください

 〒630-8114(住所不要)毎日新聞奈良支局「質問なるほドリ」係(o.nara@mbx.mainichi.co.jp)

毎日新聞 2009年10月14日 地方版

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