参院補選で民主党公認での出馬を表明している土田博和氏(59)が30日記者会見し、関係する診療所が診療報酬の不正請求で保険医療機関の指定を取り消されていたことについて説明した。土田氏は「過剰請求になるとは知らなかった。指導でも悪質ではないとされており、処分にも従った」と強調した。
29日の自民党県連大会で、問題を指摘する声が出たことから、会見で火消しをする狙いがあったとみられる。土田氏によると、理事長を務める医療法人が運営する山梨県内の診療所が診療報酬を約9600万円分不正請求し、山梨社会保険事務局から03年、行政処分を受けた。【望月和美】
毎日新聞 2009年10月1日 地方版