去年末から今年初めにかけてのイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃以前から、ガザ地区で子どもたちへの支援などを続けている現地の女性らが日本を訪れ、報告会などを行いました。
「子どもたちは家や勉強道具を失いました。さらに失ってしまったものは、安全で安定した生活です」(モナ・アブラマダンさん)
日本を訪れているのは、ガザ出身で、NGO「アメリカ近東難民支援会」で活動を続けているモナ・アブラマダンさんです。日本の人にガザの現状を知って欲しいと報告会などを行うため、日本を訪れました。
イスラエルによる経済封鎖が続くガザでは、去年末からの軍事攻撃で物資がさらに不足。モナさんは、子どもたちの栄養失調を防ぐために牛乳の提供などを行っていますが、十分なケアも出来ず、子どもたちは心にも傷を負ったままだということです。
「日本の人にガザの現状について知ってもらいたいし、知ってもらうことで支援を続けてほしい」(モナ・アブラマダンさん)
モナさんは、ガザで医療活動を続けているムハンマド・スカフィさんとともに1週間余り日本に滞在し、今月17日にはトークイベントなども行います。(12日23:46)