(CNN) トルコのダブトグル外相は11日、CNNの単独取材で、北大西洋条約機構(NATO)が予定している軍事演習にイスラエルが参加することを拒否したと語った。イスラエル軍による約1年前のパレスチナ自治区ガザ侵攻を受けた対応という。
演習はトルコ政府がイスラエルを参加国から排除することを決めた結果、事実上中止された。ただし駐トルコ米大使館は、演習が「延期」されたとの見解を示している。
ダブトグル外相は「われわれはガザ情勢が改善し、(中東和平)外交が再開されることを望んでいる。そうなればトルコとイスラエルの関係にも新たな状況が生まれるだろう。ただし現状では、われわれはイスラエルの措置を批判する」と語った。
トルコ外務省はこれに先立ち、政治ではなく「技術的問題」で軍事演習が遅れたとの声明を発表した。