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【東京】

独の平和村 支援して 東ちづるさんのチャリティー展 戦災に苦しむ子どもたち紹介

2009年10月12日

平和村の様子が分かる写真パネル=品川区で

写真

 女優東ちづるさんのチャリティー展「戦争とドイツ平和村の子どもたち」が十四日まで品川区大崎のO美術館で開かれている。

 平和村はドイツの非営利民間団体で、世界の紛争地帯でけがをした子どもを平和村に連れてきて治療し、母国に帰す活動をしている。東さんはテレビ番組で平和村を訪れたのをきっかけに番組終了後も支援を続ける。

 子どもが平和村に来てから帰国するまでの様子や東さんの活動ぶりが分かる約二百点の写真パネルを展示。地雷を踏んで足をなくし、化学兵器の影響で奇形になり、戦争が終わっても被害を受ける子どもの姿も。会場での募金や平和村に関する絵本の売り上げの一部を平和村に寄付する。

 十二日まで開かれている大崎のまちおこしイベント、しながわ夢さん橋の一環。昨年初めて開き、四十三万円を寄付した。綱嶋信一・実行委員長(60)は「世界には生きるのも大変な子どもがいる現実にも目をそらさず、平和を考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。 (松村裕子)

 

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