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辺野古座り込み、2000日 普天間移設反対派

2009年10月10日12時36分

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写真:10日で2001日を迎えた反対派住民らの「テント村」=10日午前10時22分、沖縄県名護市10日で2001日を迎えた反対派住民らの「テント村」=10日午前10時22分、沖縄県名護市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として日米両政府が合意した、同県名護市辺野古の海辺での反対派住民らによる座り込みが9日で2千日を迎え、10日、集会が行われた。鳩山政権は県外への移設先変更を掲げており、参加者らは「県外移設を貫いて」と期待を込めた。

 座り込みは、04年4月19日に国のボーリング地質調査を阻止しようと始まった。移設予定地に近い浜辺の通称「テント村」には現在も、反対派が毎日10人前後訪れる。基地反対運動の象徴的存在として全国に知られ、テント内は県外からの人の姿も目立つ。

 当初から参加しているリーダー格の安次富浩さん(63)は「2千日も続けるなんてだれも思っていなかった。でも、政権交代で追い風が吹いてきたからまだがんばれる」。

 鳩山政権の移設方針は、北沢俊美防衛相が実現困難との見方を示し、閣内での見解の不一致がかいま見えるなど先行きは不透明。当山栄さん(69)は「対米交渉は難航するだろうから、われわれの活動が政府を後押ししなければいけない。でも3千日目は迎えたくない」と話していた。

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