9日朝、テレビニュースを見ていたら、妻が「えっ」と驚いた。厚生労働相がすべての医療機関に義務付けるとした診療報酬明細書(レセプト)のオンライン請求を一部見直すという。妻は「もっと早くしてくれれば」と残念がった。聞けば、薬局を個人経営していた知人がオンライン請求の政府の方針に「設備投資はとても無理」と店をたたんでしまったのだという。
政権交代により、これまでの政策が見直されようとしている。暮らしに直結するものが少なくなく、連日「チェンジ」を実感する。
見直しは主に民主党の「マニフェスト」を基になされているが、危うさも感じる。多数が民主党に票を投じたが、マニフェスト全部を信任したわけではないと思うからだ。公約を守ることは大事だが、国民の声を聞くことも忘れないでほしい。【阿部義正】
〔長崎版〕
毎日新聞 2009年10月10日 地方版