ハワイ島の北、ホノカアという小さな小さな日系移民の町を舞台に、不思議で温かい人々とのつながりを描いた映画『ホノカアボーイ』。この作品には、いろいろな食べ物が登場します。「食」と密接に絡んだエピソードに、観客は心を癒されたり感動したり、そして食欲をもそそられてしまうのです!主人公のレオが働く映画館で売られているスイーツ、“マラサダ”もそのひとつ。今回は、マラサダの歴史からレシピまで、そのすべてをご紹介します。
マラサダ(Malasada)― 何度かハワイへ旅行に行ったことがある人なら、一度は口にしたことがあるのでは? ハワイで大人気の、揚げドーナツに砂糖をまぶしたお菓子です。卵をたっぷりと使用した、給食の「揚げパン」のようなとっても軽くて、ふわふわした食感が特徴。もともとはポルトガルの家庭菓子で、ハワイにはポルトガル移民により伝えられたそう。 ホノルルの有名なベーカリーでは、一日に1万個近くも売れているのだとか(アツアツの揚げたてをその場で頬張るのが一番美味しいとの声も)。また、オアフのホームパーティーでは、誰かが必ず箱入りのマラサダを持ってくるというほど、ローカルにとってなくてはならないハワイの定番スイーツなのです。
湘南、横浜を中心にマラサダを販売する「マラサダワゴン」と、人気のハワイアンショップ「フラハワイ」のコラボショップ。注文を受けてから揚げるアツアツのマラサダのほか、ハワイの定番人気料理「ロコモコ」(700円)や、特製のタレで焼いた「スパムおむすび」(250円)、アヒ(マグロ)のポキ(角切り)のづけの「ポキプレート」(850円)など、ハワイのローカルフードをたっぷり味わえるお店です。開放感のある店内にはハワイのラジオが流れていて、まるで現地にいるかのような気分に浸れます。