鳩山首相が訪韓、韓国の反応は 10/09 12:13

 “手放しの歓迎”。これが鳩山総理訪問に対する韓国の反応です。

 鳩山総理が民主党代表に就任直後の6月、1番にソウルを訪問したこと、そして国際会議を除けば総理就任後も公式訪問の最初の国が韓国だったこと、“何でも一番が好きな韓国人”の自尊心を大いにくすぐったに違いありません。タクシーに乗っても“今日は日本の鳩山総理が来る”と一般市民の関心も高くなっています。

 「これまでの政権とは歴史に対する認識が違うようです。希望が持てるのではないだろうかと期待しています」
 「以前の政権では韓国の歴史をわい曲したのではないでしょうか。今回(鳩山政権)はいろんなことを変えてくれそうです」

 韓国政府の期待感も相当大きいものがあります。11時半現在、青瓦台で行われているイ・ミョンバク大統領との首脳会談で、韓国側は北朝鮮の核問題で共同歩調を取ることや、国際社会で日韓両国が協力すること、人的な交流の促進などを議題にするとしており、これまで険悪な関係の火種となっていた歴史認識問題や竹島問題はまるで忘れてしまったかのように早くも蜜月の関係が始まっている感じです。

 “東アジア共同体構想”を携えてやって来た鳩山総理。一部には過剰に期待されることはかえって危険だという声もあります。(09日11:32)