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競馬巨額配当を所得隠し データ会社が「160億円」、国税指摘

 東京都渋谷区のデータ分析会社「UPRO」が、競馬で得た配当金を申告せず、東京国税局から約160億円の所得隠しを指摘されていたことが9日、分かった。追徴税額は重加算税を含め60億円超とみられる。

 関係者によると、同社は統計分析やソフトウエア開発などを主な事業としているが、収入の大半が競馬の配当金だったという。独自のコンピュータープログラムで競馬の結果を予想し、多額の資金を投入して巨額の利益を得ていたが、申告していなかったとされる。

 東京国税局は当初、法人税法違反(脱税)容疑で同社の強制調査(査察)に着手。しかし英国籍の同社社長が海外に出国し、配当金などの資産についても大半がすでに親会社のある香港に持ち出されていたという。(16:00)

社会 | おくやみ