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ヒグマ、テント破りカレーを食う 知床半島(2/2ページ)

2009年10月9日7時48分

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図:  

写真:間近に撃ち込まれた轟音(ごうおん)弾に驚く様子もなく、ハンターに近づくヒグマ。右上は轟音弾の白煙=7月、根室支庁羅臼町、神村正史撮影間近に撃ち込まれた轟音(ごうおん)弾に驚く様子もなく、ハンターに近づくヒグマ。右上は轟音弾の白煙=7月、根室支庁羅臼町、神村正史撮影

写真:海岸に置かれたクーラーボックスの近くをうろつくヒグマ。やがて山側に走り去った=8月、根室支庁羅臼町、神村正史撮影海岸に置かれたクーラーボックスの近くをうろつくヒグマ。やがて山側に走り去った=8月、根室支庁羅臼町、神村正史撮影

 このほかにも、知床岬付近の海岸にある番屋(漁業用の作業小屋)近くで作業する人に頻繁に接近したり、海岸に一時的に置かれたクーラーボックスの近くをうろついたりするクマもいる。

 これらのクマの中には、ハンターが追い払おうとして、威嚇用の轟音(ごうおん)弾を繰り返し撃ち込んでも、おびえる様子を見せず、山の斜面の草むらから海岸に下りて近づき、ハンターらを接岸中の船に退散させるものまでいる。

 このような状況に、同町内の半島先端付近では、6月に1頭、8月に3頭を駆除した。今年度の同町でのクマの有害駆除数は、既に過去10年で3番目に多い13頭に上っている。(神村正史)

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