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埋め立てに向けブイを設置

上関町の原子力発電所の建設計画をめぐり、海の埋め立てに向けたブイの設置作業が住民の抗議活動で始められない状況が先月１０日から続いていましたが、中国電力は７日、別の港から運び込んだブイを設置したと発表しました。

中国電力の上関原子力発電所準備事務所は記者会見を開き海の埋め立て工事に向けて海上での作業の範囲を示すためのブイを７日朝、設置したこと発表しました。
ブイの設置作業は、中国電力は先月１０日から始める予定でしたが、上関町祝島の漁師など建設に反対する人たちが、ブイが置かれていた平生町の港で抗議活動を行い、これまで作業を始められない状態が続いていました。
こうした中、中国電力は７日朝、別の港から運び出したブイを海上に設置したということで、このことについて、準備事務所では「作業を安全に進めるためにこのような形でブイを設置しました。
上関町議会や町内からも早期の建設を望む声も強くあり、それらの人の期待に応えるためにも工事を進めないといけないと判断した」と述べるとともに、反対派について「短期的に理解を得るのは難しいと判断した。
今後も引き続き原子力発電所の建設に理解して頂けるよう、努力したい」と話していました。