社会

上関原発海の埋め立て着手
(山口県)
上関原発建設を進める中国電力は7日、原発建設予定地沖にブイ2基を設置し海の埋め立て工事に着手したと発表した。祝島の人たちに対しては午前中「きょうの作業は中止した」と告げた中での作業着手。中国電力は午後から会見し海の埋め立て工事に着手したことを明らかにした。ブイを設置したのは建設予定地を挟んで北側の取水口側と南側の放水口側のそれぞれ1基で7日午前7時に設置した。埋め立て工事の着手に向けては中国電力が平生町の田名ふ頭に9基のブイを置いていたが、7日設置されたブイは別の場所から持ってきたものでどこから運んできたかは言えないとしている。ブイの置かれている田名ふ頭では7日も祝島の人たちが抗議に訪れていたが現場の警備員と中国電力の社員が協議し「きょうの作業は中止する」と告げたため祝島に帰っていた。これについて中国電力は「ブイを設置した後で田名ふ頭での作業を中止した」としている。
[ 10/7 19:52 山口放送]