第15話 札幌再び 8月16日(月) 天候 晴れ |
目覚めると頭が痛い。毎度毎度の二日酔いだ。テントの外に出てボーっとしていたら例の稚内の2人組が現れて「二日酔い?稚内に来たら連絡してよ。旅人の村にくれば俺のことが分かるからさあ」と言いながら缶ビールを置いて立ち去って行った。見事な去り際だ。 ハンゴウで飯を炊き、ようやく朝食をとる。きょうは、1週間ぶりに札幌の定宿「札幌ハイランド」に戻る。それほど急ぐことはない。常連キャンパー達は、テントをそのままに仕事に向かったようだ。キャンプ場の朝は、いつも早い。 |
ぼろぼろのバディ |
テントを撤収し遅い出発。まずは富良野ワイン工場に向かう。富良野ワインは’81年にパリで開催されたモンドセレクションの世界酒類コンテストで金賞を受賞。一躍有名になった。富良野盆地と十勝連峰を望む清水山をバイクで登って行くとの中腹に北欧風の建物が見えてくる。これがワイン工場だ。 |
駐車場にバイクを停め、中に入って(無料)ワインができるまでの行程を見学した。また木樽から直接試飲ができる。赤、ロゼ、白2種類。計4つの樽が置いてある。特に係りの人がついている訳じゃないから、その気になればいくらでも・・・いや試飲なので良識的に押さえるべきだと思う。誰だ?水筒を持ち込んでいる強者は?ぜんぜん酔ってないので滝川に向け出発。おっとヨッシーがふらっとしたような? |
R38を順調に北上し、滝川に到着。この旅初めて高速道路を利用する。走りやすいので、ついついスピードが出てしまう。あっと言う間に札幌到着。インターを出るとマフラーの音が変だ。ガ〜ンまたマフラーがはずれているぞ。高速でスピード出したからかなあ?今度は4つのつなぎ目全部はずれていた。またも前蹴りで接続成功。 時間を見ると15:00、ホテルのチェックインは16:00からだからコインランドリーで洗濯でもして待つか。ホテルに行き、バイクだけでも停めさせてもらいたいとフロントにお願いしたら、時間前でも部屋に入ってもいいとのこと。助かった。この後は自主行動ということでヨッシーは買い物に、僕はクーラーの効いた部屋でゆっくり体を休めた。 |