経産省・原発建設中止求め反対派が国に要望

上関原発計画の海の埋め立てを巡る中国電力と反対派住民のにらみ合いは３週間がすぎました。反対派住民らは６１万人の署名とともに計画の中止を国に求めました。国に中止を求めたのは上関原発を建てさせない祝島島民の会のメンバーや全国から集まったおよそ１００人です。＝原水爆禁止山口県民会議・岡本博之議長「県内はもとより全国で集めたものです、この重みを受け止めていただきたい」＝原発に反対する県内の団体が今年４月から全国で集めた６１万人あまりの署名を、経済産業省の担当者に手渡しました。また、建設に向けた海の埋め立てをめぐり先月１０日から中国電力と反対派住民のにらみ合いが続いていることを取り上げました。経済産業省の担当者は「不測の事態が起こらないようわれわれの方から社長にも要請している」とし、建設は上関町の判断を尊重する立場としました。＝上関原発を建てさせない祝島島民の会山戸貞夫代表「国というのは現実には各地で全然把握していないし、知ろうともしていない。いったん作業を中止しろと指導するのが当然じゃないかな、はっきりこのままでは危ないですよ」＝

山口・菜香亭で金婚式

結婚５０周年のお祝いです。半世紀前に山口市の菜香亭で結婚式をあげ、このほど金婚式を迎えた夫婦の祝賀会が１日夜、ありました。祝賀会は菜香亭の開館５周年を記念したものです。半世紀前に菜香亭で挙式し、この５年間に金婚式を迎えた１４組の夫婦が招かれました。お祝いに今年でちょうど５歳になる地元の幼稚園児から花束が贈られました。菜香亭はかつて公民館長が立会人となる「公民館式」と呼ばれる結婚式の会場として使われていました。１９５４年から１９９６年までの間、３，１４２組のカップルが夫婦生活をスタートさせました。＝金婚式を迎えた夫婦は「あれから５０年たって、いろんなことがありましたけど、２人元気に参加できたのはとてもうれしいことと思ってます」＝別の夫婦は「ここで披露宴をやった。大広間に右左、こっちが嫁の親せきで、こっちがうちの親戚で。火ばちで、雪が降る寒い日にね」＝琴の演奏＝当時の結婚式は、祝賀会の会場となっている大広間であげられていたということです。思い出の場所で人生の節目を迎えた夫婦は、新婚のころを懐かしんでいるようでした。

山口国体のキャラクターちょるるが町を走ります。ちょるるが描かれたバスが完成しました。ちょるるバスは、おいでませ山口国体の山口市実行委員会が企画したものです。６６回目の大会に当たることから、バスの左右にあわせて６６枚のちょるるが描かれています。イラストは山口市内の小学校に呼びかけて募集したということです。市内４つの小学校から１，１６８点の応募があり、各学年ごとに１１点の作品が選ばれました。＝山口市国体推進局総務企画課・三好貴子さん「山口国体というのは市民総参加運動で盛り上げていこうということになっていますので、いろんな方に自分たちのできることから参加していただきたいという思いがあります」＝バスはあすとあさって、山口市で開かれるイベント、アートふる山口でシャトルバスとして運行されるほか、今月５日からはコミュニティバスとして市内を走る予定です。