最近の選挙は、どの候補者もマニフェストを用意する。政策がより重視されるが、実際は人柄も大事な要素。「恋人」選びより「結婚相手」を選ぶ感覚がある。
選挙前は公約に甘い言葉が並ぶ。恋人に嫌気がさしたら4年我慢して、次の相手に乗り換えればいいというのも一つの考え方だ。
だが、この感覚で今後を任せたくはない。結婚相手なら、問題が生じた時、きちんと向き合い、話し合って解決しなければいけない。政治もそうで、それは候補者の人柄次第だと思う。衆院選に続く長野市長選。向き合える人を見極めたい。(智)
毎日新聞 2009年10月2日 地方版