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東京五輪でないと地球滅亡!?石原節さく裂

 【コペンハーゲン1日=吉松忠弘】石原節がさく裂だ! 東京が立候補している16年夏季五輪開催都市決定を翌日に控え、招致委員会が会見を開催。石原慎太郎都知事、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らが東京の強みを訴えた。前夜には招致委員会主催で懇親会を開催し、石原都知事は「16年が地球で行われる最後の五輪かもしれない」と「地球滅亡説」まで展開。劣勢が伝えられるなか、東京の売りとなる環境問題を前面にだし、猛アピールを行った。

 石原都知事は、最後まで強気だった。投票前日の最後の会見で「東京こそが選手のために一番いい環境をつくった。冷静に評価されれば東京は勝てる」とぶち上げた。招致委員会の河野事務総長も「自分たちのことに集中している。それが勝利につながる」と強調した。

 前夜9月30日の懇親会では、久々に石原節もさく裂した。この日は石原都知事の77歳の誕生日。招致大使の高橋尚子さんの音頭でケーキで祝ってもらった同知事は報道陣に囲まれると、いきなり切り出した。「16年が人類にとって最後の五輪になるかもしれない」。太陽光発電パネルを設置するメーンスタジアムなど、環境にやさしい五輪が東京のアピールポイント。この発言に、海外メディアが飛びついた。

 まるで地球滅亡論のような発言に、フランス高級紙の記者が「東京が選ばれないと五輪が続かないということか?」とつっこみを入れた。石原都知事はあわてて「環境が破壊されると五輪を続けるのが難しいということ」と必死で意図を説明した。しかし、その後も「地球の環境は宇宙にも影響を与える」「五輪も宇宙との関係が大事」など、話は宇宙論に発展。あまりにも壮大な石原ワールドに、ある海外の記者は「(鳩山)首相夫人の『宇宙人を見た』とか、今日の石原都知事といい、日本はぶっ飛んでいる」と、変な意味で感心しきりだった。

 現地では、オバマ米大統領が応援にかけつけるシカゴや、南米大陸初開催を訴えるリオデジャネイロが話題の中心で、東京の影は薄い。2日の最終プレゼンでは「サプライズがある」(河野事務総長)というが、石原都知事は「人事を尽くして天命を待つ」と神頼みの心境だ。投票は2日午後5時10分(日本時間3日午前0時10分)からスタート。同6時30分(同1時30分)から国際オリンピック委員会のロゲ会長が開催都市を発表する。

 [2009年10月2日7時45分 紙面から]


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