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有田町:統合病院建設の是非を問う 「よくする会」が住民投票条例を請求 /佐賀

 有田町の住民でつくる「有田をよくする会」(岩尾俊志代表、会員30人)は30日、岩永正太町長あてに、有田町と伊万里市が共同で新設する統合病院建設の是非を問う「住民投票条例制定請求書」を提出した。対応した江崎幹夫副町長は、岩永町長に届けると応じた。

 請求によると「有田共立病院は現地補修・現地建て替えが前提だったが、07年12月議会で移転新築が議決された。町民に何の説明もなく計画が変更されることは納得できるものでない」などとしている。住民投票を求めるのは、病院の移転新築をめぐる住民の意思を直接聞くためだとしている。

 会は受任者40~50人を集め、6日から署名活動をスタートさせる方針。

 条例制定を町議会に求めるには、有権者1万7486人(9月2日現在)の2%にあたる350人分の署名が必要で、10月中に500人分を集めたいとしている。5月に会が行ったアンケートでは、7割以上が統合病院に反対だったという。

 新病院は総事業費約54億4700万円をかけ、伊万里市民病院(64床)と有田共立病院(165床)を有田町二ノ瀬に統合移転する。県西部地区の中核的病院となる予定で、伊万里・有田地区医療福祉組合(管理者・岩永町長)が運営する。

 敷地面積3万3000平方メートル。延べ床面積は約1万6000平方メートル。15診療科228床を備える。来年7月に工事に着手し、開院は11年12月の予定。【原田哲郎】

毎日新聞 2009年10月1日 地方版

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