大田原市の大田原赤十字病院(宮原保之院長)は30日、大田原地区広域消防組合消防本部、黒磯那須消防組合消防本部、南那須地区広域行政事務組合消防本部と1日からスタートする「ドクターカー」導入のための運用協定を交わした。
ドクターカーは、同病院の救急車に必要器材を積み込み、医師と看護師、消防の救命士、事務職員の4人体制。対応時間は平日の午前8時半から午後5時まで。消防側からの要請や病院側が必要と判断した場合に出動する。 病院側のドクターカー担当は医師2人、看護師6人、事務職員3人で体制を整える。救命士は普段、同病院で研修しており、ドクターカー出動の際は、そのうちの一人が乗り込み、運転も担当し、連携する。
宮原院長は「ドクターカーの出動によって救命率を向上、地域救急医療に貢献していきたい」と話した。【柴田光二】
毎日新聞 2009年10月1日 地方版