銚子市立総合病院の診療休止から丸1年の30日、「市立病院再生準備機構」(木多良輔代表、6人)が診療再開に向けた基本構想を市に提案した。10月から医師を募集し、来年4月に内科、外科、整形外科の3診療科で「暫定再開」するという。
記者会見した田中肇事務局長によると、「公設民営」方式で経営し、最終的に「おおむね10診療科、200床」とする。(1)老朽化している病院の早期新築(2)看護大学の設置(3)医科大学大学院の新設などを目指し、医師確保策については「6大学と交渉する」としている。
野平匡邦市長は「県や市議会とも相談しながら検討する」と語った。市は30日、県に病院再開のための工程表を提出した。【新沼章】
毎日新聞 2009年10月1日 地方版