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新政権発足:15首長アンケート 年金・医療 /富山

 ◇後期高齢者医療制度の廃止 混乱必至「評価」ゼロ

 ◇医学部生1.5倍増には期待

 政策によって、賛否が極端に分かれる結果になったのが「年金・医療」分野。

 強い拒否反応を示したのが「後期高齢者医療制度の廃止」。9市町村が「評価できない」と答え、「評価できる」とした首長は1人もいなかった。「ようやく事務的に制度も認知し始めたところ」(南砺)、「変更する場合は、市民の混乱、市町村の財政負担に配慮し、十分説明責任を果たして」(高岡)と、制度発足から間もない方針転換に、混乱を避けたいとの思いが如実に表れた。

 一方、「医学部学生を1・5倍増に」という政策は13市町村が評価した。医師不足などで産婦人科や小児科、救急医療などの縮小を余儀なくされており、国による「医療格差の解消」に期待を込めている状況がうかがえる。

 民主党の政策は、全般的に「高福祉」を志向しているが、それに異論を唱える首長も。砺波は「社会保障制度は高齢化の進展に伴い、将来的に継続を図っていくことが大切。中福祉、中負担が望ましい」と主張している。【蒔田備憲】

 【各政策に対する首長の評価】

   後期高齢医療廃止 医学部学生増 年金一元化と最低保障年金

富山   △        △      ×

高岡   ×        ○      △

魚津   △        ○      ○

氷見   ×        ○      △

滑川   ×        ○      ×

黒部   ×        ○      △

砺波   △        ○      △

小矢部  ×        ○      △

南砺   ×        ○      △

射水   △        ○      ○

舟橋   ×        ○      ○

上市   ×        ○     無回答

立山   ×        △      ○

入善   △        ○      △

朝日   △        ○      △

※政策の一部を抜粋。「評価できる」は○、「評価できない」は×、「どちらとも言えない」は△で回答。

毎日新聞 2009年9月30日 地方版

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