ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 山梨 > 記事です。

山梨

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

山梨・加納岩総合病院医療ミス訴訟:損賠請求を棄却 /山梨

 山梨市の加納岩総合病院での手術ミスが原因で右耳の聴覚などを失ったとして、同病院を経営する医療法人と手術を担当した男性医師(73)に総額約4800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、甲府地裁であり、太田武聖裁判長は「原告の請求には理由がない」として、請求を棄却した。

 訴状によると、男性は03年1月、所属する消防団の出初め式に参加した際に放水を浴び、耳垂れが出るようになった。同病院で診察を受け、2度にわたり右耳の手術を受けたが、手術後右耳の聴覚や舌の右側の味覚を喪失した。男性は「手術の際に、医師が誤ってノミで内耳壁や神経を傷つけた事が原因」と主張していた。

 判決は、2回の手術について必要性を認定した上で「医師が内耳壁にノミを突き刺したと認めるに足る証拠はない」と判断した。また、神経の損傷についても「誤ったノミ操作によるものとは認められない」と述べ、原告の主張を退けた。【中西啓介】

毎日新聞 2009年9月30日 地方版

PR情報

山梨 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド