千葉景子法相は29日の毎日新聞などのインタビューで、婚姻時に夫婦が同姓・別姓を選択できる選択的夫婦別姓について「できるだけ早く成案を策定し、一番早ければ来年の通常国会での提案も視野にしたい」と述べ、民法改正案の早期提出に意欲を示した。
選択的夫婦別姓を巡っては、法相の諮問機関・法制審議会が96年に導入を答申したが、自民党から反対意見が相次ぎ、法務省は法案提出を断念した経緯がある。
千葉法相は「法制審の答申があって実現しなかった方が異常。党として承認する政策なのでその立場で進めたい」と述べた。【石川淳一】
毎日新聞 2009年9月29日 19時38分(最終更新 9月29日 20時58分)