山田啓二知事は28日、卒業後に府内での勤務を条件とする府立医大の推薦入試(地域枠)定員を来年度から2人増の7人とする方針を明らかにした。同日の府議会で自民党の前波健史議員の代表質問に答えた。
府立医大の定員は一般入試の100人の他、08年度から地域枠3人を新設。府の奨学金を受け、卒業後は府が北部を中心に指定する医療機関で9年以上の研修・勤務が義務づけられる。09年度は5人に増員した。また、08年度に府立医大を卒業した研修医85人のうち、府内の医療機関に進んだ数が61%に当たる52人だったことも明らかにされた。【太田裕之】
毎日新聞 2009年9月29日 地方版