September 28, 2009

ブダペストからカイロ…凄んげー体験

ブダペストでのミッションを完了。
食事をする暇すらなく空港に戻り
エジプト航空のカイロ行きに飛び乗る。
ブダペストでの滞在は約3時間だった。

そういえば書き忘れたがJFK空港でセキュリティ検査の際、
ラップトップコンピューターなどを取り出して
入れるための例のコンテナ…私は3つ取ったのだが
前のオヤジが黙ってひとつ盗もうとした。
「すみません、これ頂けますか」と言えばあげるのに、
当たり前のように横取りしたから腹が立った。
「これは俺が取ったもの。エクスキューズミーも言わずに
横取りは失礼だ」と言ってやった。

ワキガの匂いをプンプンさせているクソオヤジ。
今度は私の前をさえぎるようにしてコンテナを取ろうとするから
一歩前に出て取りづらくしてやった。

するとオヤジ「こいつは俺を押しやがった」と言い出した。
なんだ英語しゃべるじゃないか。
TSAの係官、そのやり取りを見ていたからオヤジを見ながら
黙っている。「アンタが悪い」とも言わないが
冷たい視線というやつだ。

アメリカという国、ズルコミとかそういうことはしない国。
そういった面のマナーがしっかりしているが、
東欧とかではズルコミなど当たり前なのだろう。
人のコンテナを奪い取るなんてアメリカの常識では考えられない。

さてさて話は横道にそれたが

エジプト航空機内、上空で強い太陽の光が差し込む。
疲れていたので少しでも眠りたい。
自分のシートの真横にある窓を閉める。
すると後ろに座っていたオヤジが窓を開けやがる。
また閉めると、また開けやがる。

後ろのオヤジ怒り狂ってる。
私は機内誌を自分の顔の横にもってきて太陽光線をさえぎった。
飛行機という特別な場所でなければ殴りあいになったかもしれない。

後ろのオヤジがなんで太陽しか見えない空を見たがっていたのか
その時点では思いつかなかった。

同行しているアメリカ人の若者は「揉め事」を見て楽しんでいやがる。

そして奇怪な体験…。

待てどくらせどフライトアテンダントが飲み物のサービスにやってこない。
どんなにチープな国内線航空でも飲み物ぐらいもってくる。
ましてはこの路線は立派な国際線。

せめて売りにくればいいのにまったくこない。


機内最後部のトイレに行った際
食べ物のトレーや飲み物のワゴンを発見。

「これいつ配るんですか?それとも貴方の航空会社は
水一杯くれないの?金払えばいいの?」と言うと
「必要なら言ってくれないと」という答え。

なんで黙っていたら出さないんだ。

機内食と飲み物をもらい「前のアメリカ人も欲しがっている」というと
「取りに来るように言って下さい」とのこと。

しばらくして謎が解けた。

太陽が沈み、まったく暗くなるとあちこちの人たちが
飲み食いを始めた。

そうか「ラマダン」だったのか。

アラビックの人たちはこの時期、
太陽が出ている間、絶食する。水一滴飲まない。

後ろのオヤジが窓を開けたがったのは
そういう意味だったのだ。

しかしながらエジプト航空、
全員がラマダンじゃないのに
ラマダンを標準とした機内サービス。

まさにカルチャーショックだった。

そしてカイロに到着。シェラトンホテルにチェックイン。
素晴らしい5つ星ホテル。バルコニーで記念撮影。
1時間後の恐怖体験はこの時まだ思いもよらなかった。





GEDC1429


jimmysuzukiusa at 15:47│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字