鳩山由紀夫首相は25日(日本時間26日)の記者会見で、G20サミットが世界経済を議論する中心的な役割を果たすことについて「私は(日米欧の主要8カ国による)G8はなくすべきでないと思っている。大人数で結論を出すテーマは極めて限られる」と述べ、今後もG8が議論を主導すべきだとの考えを示した。
同時に「政治指導者が20人、25人集まって結論を見いだすのは至難の業だ。官僚が事前に様々な調整をすることになりかねない。G20で良い結論を出そうとすれば官僚の思いが前に出てくる」と指摘。「G8なら政治家同士でフランクに議論できる。先進国の首脳が集まる政治的な意味はこれからもある」と強調した。(ピッツバーグ=中島裕介)
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